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生活に欠かせない『あの製品』を開発/株式会社エーダブリュ・ジャパン

今回は株式会社エーダブリュ・ジャパンさん(以下、エーダブリュ・ジャパン)に取材させていただきました。

LED照明、電気機器、電気製品の製造とプリント基板の設計・実装、製品の最終組み立てまで行っている会社です。代表取締役社長の宇野澄子さん、常務取締役の横尾憲明さん、部長の難波一茂さん、課長の加藤孝康さんからお話を伺いました。


『あの製品』を開発

タイトルの「あの製品」、それはタッチセンサー付きの蛍光灯スタンドです。蛍光灯スタンドにはエーダブリュ・ジャパンが開発した電子回路を搭載しています。基板製造から製品組み立てまで一貫して生産を行っており、今まで生産してきた蛍光灯スタンドは数百万台を誇ります。

完成品に貼り付けられる定格シールにはAWジャパンの文字が印字されている

蛍光灯スタンドで培った照明の技術を生かして、現在はLEDを使った照明器具の開発~製造を行っています。
エーダブリュ・ジャパンの自社商品である間接照明や、お店で商品を照らす棚下灯のLEDライトは他よりも発熱と紫外線を抑え、省エネにこだわった商品です。

こんなエピソードがあります。
あるスーパーの店員は陳列したチョコパンのチョコが棚下灯の熱さで溶けてしまうことに悩んでいました。ある日、立ち寄った他社スーパーのチョコパンが溶けていないことに衝撃を受けました。すぐにその棚下灯がどこの会社のものかを調べ、エーダブリュジャパンのものだと判明。すぐにエーダブリュジャパンの棚下灯を注文したそうです。

そんなエピソードがあるとおり、温度が上がらない棚下灯は、関東、関西を中心に評判が広まり、全国各地の商業施設で採用されています。

棚下灯の光のサンプル。光の強さ、光の色で印象は変化する
さわやかな印象を与える昼光色の間接照明
落ち着いた雰囲気を演出するのに適した白熱電球を再現した間接照明
棚下灯
棚下灯を安全に使うことが出来るか検査中
棚下灯の中身、裏側には基板がついている

エーダブリュ・ジャパンでは他にもアミューズメント機器の基礎基盤や新型コロナウイルスのワクチン用冷蔵庫の制御基板など、様々な製品を製造しています。

エーダブリュ・ジャパンの強み

一貫生産
製品の企画から開発、設計、資材調達、基板への実装、製品の最終組み立て、検査まですべてをエーダブリュ・ジャパン内の各部署で行うことが出来ます。製品の管理が行き届きやすく、「コスト・品質・納期・情報」など、高いレベルで実現しています。

小さな工場だからこそできる丁寧な作業、そして経理など通常の企業では現場に立たないような従業員も全員が現場に立つというのも強みの一つ。従業員全員が優れた技術を持つプロフェッショナル軍団です。

今後の展望

宇野社長は今後エーダブリュ・ジャパンを大きくしていくつもりはないといいます。「新型コロナウイルスが流行ったときにワクチン用の冷蔵庫の基盤を製造したように、この業界は世の中の流れによって左右される。その流れを見極めながら、私たちが持っている技術を活かせられるものは何か常に考えて対応できる『強い企業』にしていきたい。」と仰っていました。

また、難波部長は「せっかく五泉市にエーダブリュ・ジャパンがあるんだから五泉のニットを演出する照明を作ってみたい」そんな想いも口にしていました。

五泉の未来を明るく照らしてくれるようなモノづくり企業でした。


【株式会社エーダブリュ・ジャパン】
〒959-1805
新潟県五泉市船越35番地3号
TEL:0250-43-8135
FAX:0250-42-7118

工場の写真

【月岡組立工場】
〒959-2057
新潟県阿賀野市野地域城228番地
TEL:0250-62-1873
FAX: 0250-62-1875


フォトギャラリー

はんだ付けは基本機械で行うが、微調整などに関しては人間が手作業で行う。これははんだごてという工具。中学校の授業で行った方もいるのでは?
片手ではんだ付けができてしまう優れもの
プリント基板の検査機械。この機械の中で何枚も写真を撮り、画像解析で、正しい位置に電子部品を搭載出来ているかチェックをする
はんだを塗ると共に電子部品を自動で基板に搭載
基板に固定する部品の数々


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