こんにちは。移住コンシェルジュの中野です。村松桜中学校近くの雪割草育苗ハウスでは、雪割草祭りが開催中です。ハウスの中には１０万株の雪割草が！まだ開花している花は少なめでしたが、ハウス内にびっしりと並ぶ苗は圧巻でした。今回は、これらの雪割草を育成・植栽をしている「村松雪割草の会」会長の山賀さんと事務局の弦巻さんにお話しをお伺いしてきました。

雪割草ってどんな花？

雪解けとともに花を咲かせることから、春を告げる花として知られています。実際には「雪割草」という植物はなく、「オオミスミソウ」、「ミスミソウ」、「スハマソウ」、「ケスハマソウ」などを総称する名として使われています。キンポウゲ科の多年草で、花の色、花びらの数、形のバリエーションは実に様々。交配により、同じものはないと言えるほど種類は無限なんだとか。

雪割草祭りとは？

平成20年3月1日に雪割草が「新潟県の草花」に指定されたことから、村松にも雪割草の植栽地を作ろうということで雪割草祭りが始まりました。平成20年3月8日より毎年開催されていて、今年で17回目の開催になります。今年の雪割草祭りは3月1日～4月5日（9:00～16:00）の期間で開催されます。雪割草育苗ハウス内で雪割草の展示と販売を行っており、色とりどりの花模様や形の雪割草を楽しむことができます。見頃は3月中旬から4月上旬頃です。

とにかく、花のバリエーションが豊富なので、お気に入りの花を見つけてみてください。

村松雪割草の会が育成する雪割草は、ほとんどが自然交配のものだそうですが、ハウス内の展示スペースには、愛好家が交配をした雪割草も展示・販売されていました。種を撒いてから花を咲かせるまでに４年かかるそうで、どんな花を作ろうかと考えて交配をさせるのはロマンを感じました。

愛宕山を雪割草の山に

村松雪割草の会の皆さんの夢は、愛宕山を雪割草の山にすること。村松公園内の愛宕山に咲いている雪割草は、自生したものは一つもなく、すべて村松雪割草の会がハウスで育成したものを、毎年10月に村松雪割草の会と村松桜中学校の１年生が植栽しているものなんだそうです。それを知らずに雪割草を採ってしまう方がいるそうで心を痛めていました。地元の中学生との植栽活動は平成17年から続けています。子どもたちが大人になっても雪割草を大事にしてほしい、また、雪割草を通じて地域を大事にしようという意識が育ってほしいという想いで活動を行っているそうです。

村松雪割草の会について

平成15年10月に発会したボランティア団体です。平成26年には200人を超える会員がいましたが年々減ってきていて現在は70人弱ほど。そのうち実際に活動が出来る人が現在4～5人と少なく人手不足とのこと。もし興味のある方がいましたら、雪割草育苗ハウスへ足をお運びください。

会の主な活動

2月　プランター作り／愛宕山に旗を立てる
3月～4月　雪割草祭り
4月　葉切り作業
5月　ハウスへのシート（寒冷紗）掛け
10月　愛宕山植付会／村松桜中学の植付会の準備と植え付け
※令和6年の愛宕山植付会は10月27日（日）を予定。
その他、毎月の水やり、古葉切り、ポット植え、へぎ植え替え等の作業や雪割草保護のための巡視活動も行っているそうです。

アクセス

村松雪割草育苗ハウス（9:00～16:00）
新潟県五泉市愛宕甲７２０３
（村松桜中学校隣の五泉市除雪車格納庫の奥です）

お問い合わせ

村松雪割草の会　 090-4374-9571

五泉市役所と村松支所にも展示しています！

五泉市役所と村松支所の玄関でも、村松雪割草の会が育てた雪割草を展示中です！お立ち寄りの際には、是非ご覧ください♪（３月中は展示予定です）

五泉市はこれから、水芭蕉→桜→チューリップ→ぼたんと、花のリレーが続いていきます。こちらのサイトや五泉市地域おこし協力隊のSNS（Facebook / instagram）でも、その様子をお伝えしていこうと思っていますので、花のまち五泉をお楽しみいただければと思います。