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東京の企業が五泉市に進出した理由。/アーキ株式会社新潟営業所

五泉市地域おこし協力隊の本間です。
今回は五泉市南本町で段ボールや服を包むフィルムなど、包装資材の卸売りを中心に事業を行うアーキ株式会社新潟営業所(以下、アーキ)に伺いました。

東京都文京区に本社を構えるアーキは昭和37年5月に創業しました。昭和53年に新潟県新津市(現新潟市秋葉区)に新潟営業所を作り、平成元年には五泉市南本町に新築移転しました。今回の訪問では、なぜ営業所の新築移転先が五泉市だったのか、そして、トートバッグ等にデザインをプリントするStampa(スタンパ)という事業について、所長代理の諏訪義孝さんにお話を伺いました。

フィルムの包装資材を持つ諏訪さん

なんで五泉市に!?

先ほど書いたようにアーキは平成元年に、それまで新津市(現新潟市秋葉区)にあった新潟営業所を五泉市に新築移転しました。理由は五泉市が日本一のニット産地だったから。製品を作れば店に並ぶまで、保護する包装資材が必要になります。
とはいえ、それは他の産業にも言えること。では、なぜ五泉市だったのでしょうか?

ニットは「配送に配慮が必要」

産業と言っても、例えばお菓子の場合、パッケージされ配送されるため、そのまま段ボールに入れても問題ありません。一方、ニットの場合、表面の質感が大事になります。段ボールにそのまま入れてしまうと摩擦などによってダメージを受けてしまいます。そのため、ニットを保護する衣服用のフィルムが必要になります。それらの包装資材を卸しているのが今回ご紹介しているアーキです。他の産業よりも包装に気を遣うからこそ、アーキの力が五泉の地でより発揮されているのです。五泉市のニット産業を包装の分野から支えています。

ちなみにアーキが五泉市に来る前に営業所を新津市に設置したのも五泉市が近かったことが理由の一つだったそうです。

最小1枚から注文可能、プリントサービスStampa(スタンパ)

StampaはトートバッグやTシャツ、ブックカバーなどの布製品にシルク印刷という手法を使ってプリントを行うサービスです。5年前に新潟営業所内に工房を設置しました。一色ごとに版を制作する版画のようなシルク印刷は、1枚ずつ手刷りをする手法なので、最小1枚から注文が可能です。あまり在庫を抱えたくない、趣味で自分のデザインをプリントしてみたい、そんな方にもオススメです。現在は有名音楽ショップや有名ダンスボーカルグループからも注文を受け、グッズの製造を行っているそうです。

シルク印刷の工程

①版をシルク印刷を行う回転機にセットする。版は色が入るところだけ切り抜かれている状態。
②上の版は上下動する。下の型枠にTシャツなどプリントしたいものをセットし、版を型枠にくっつける。
③くっつけた後は版の上から塗料を塗る。塗料は手作業で調合し、注文通りの色を作る。
④印刷後、170度(塗料の種類による)まで温度を上げた窯の中で一気に塗料を乾燥させる。
⑤完成!(イメージ)
過去に使ってきた版の一部。リピート製造に備えて一年間は保管している。

ナンバー1の信頼を

企業として目指しているのは信頼度ナンバー1の会社になること。
諏訪さんはそのために、「納期やアフターフォロー、迅速なクレーム対応など、基本のことを丁寧に行うことを大切にしている。」と仰っていました。

この取材中もStampa関係の物から包装資材までその都度、実物をご用意頂きながら、詳しく説明して頂きました。その親切さから間違いなく「信頼される」会社であると私は確信しました。

版を持つ諏訪さん

Stampaも包装資材の卸売りも個人での注文も大歓迎です!
まとめて注文すれば大手ホームセンターよりも安く購入することができます。気になった方は是非一度、相談してみてはいかがでしょうか?


【アーキ株式会社新潟営業所】
〒959-1836
五泉市南本町3-6-27
営業時間:8:30~17:30
休業日:第一土曜日以外の土・日・祝
TEL:0250-43-6301
FAX:0250-43-6305


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