年に一度の栗の祭典/第48回村松栗祭り
新潟県五泉市地域おこし協力隊の本間です。10月23日(月)にさくらんど会館で行われた「第48回村松栗祭り」に行ってきました。
村松産の栗を求めて市内外から来場者
村松栗祭りは毎年10月23日に行われ、村松栗組合に加盟する栗農家さんにとって1年間の集大成となるイベントです。会場では『共進会』と呼ばれる栗の品評会や、焼き栗や生栗の販売の他に栗を使ったお菓子なども販売されました。中でも焼き栗のブースには大行列ができ、平日の開催にも関わらず、市内外から多くの人がお越しになり、会場は大変賑わっていました。
市内から来場された方にお話を聞くと、「我が家では栗祭りに行くのが秋の恒例行事。ここで焼き栗と大きい生栗を買う。大きい栗で渋皮煮を作ると本当に美味しい!」と楽しそうにお話してくれました。
来場客も審査員!共進会
共進会では「石鎚の部」、「手々打の部」、「その他の部」の品種ごとに出品され、大きさや艶、形など7つの項目で審査が行われます。全体の中から一番優れたものが市長賞として選ばれ、その他、各品種で優秀賞、優良賞、努力賞、そして来場者の投票によって決まる大衆賞があります。
来場者による一般審査が始まると出品された栗を見て、「デッカ~い!」「綺麗な栗だわぁ」「こんな栗見たことない!」と驚きや感心する声が飛び交い、皆さん目を輝かせていました。今年の共進会の結果は以下の通りです。
村松栗組合組合長 川瀬和博さんにインタビュー
本間:48回目の開催おめでとうございます!
川瀬さん:ありがとうございます。おかげさまで今回も大盛況です。
本間:共進会もとても盛り上がっていましたね。
川瀬さん:夏場の天候が優れなかったから皆さん、良い栗を育てるのに苦労されて、今年の共進会は出品数が伸びるか心配していたのですが、蓋を開けてみたら、55点出品され、昨年より増えて驚きました。日頃、村松の産地全体で技術向上に努めていた成果が出たんじゃないかと思います。
本間:夕方からは組合内で表彰式があるそうですね!
川瀬さん:今日は一日、結果に喜んだり悔しがったりして、みんな明日から来年のために良い栗を作るために取り組んでいきます。
本間:最後にこのnoteを見てくれている人にメッセージをお願いします。
川瀬さん:来年も再来年もその先もずっと栗祭りは続けていきたいと思っています。ぜひ、来年の開催も楽しみにしていてほしいと思います。
まとめ
今回の取材で来場されていた様々な方からお話を伺いました。リピーターの方が多く来場されていたのが印象的でした。秋の風物詩、生活の一部と言えるくらい地元の方に根付いた素敵なイベントなのだと感じました。
今回は村松の栗のイベントを取り上げましたが、栗の栽培などはこちらの投稿⇩で詳しく触れています。こちらも併せてご覧ください!
(文=地域おこし協力隊 本間)