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魅了される水中花火!咲花温泉で夢心地のひと時を

五泉市の東側に位置する、阿賀野川沿いの咲花さきはな温泉では、
年に一度水中花火大会が開催されます。

夜空に広がる美しい花火とは一味違った魅力が楽しめる水中花火ですが、咲花温泉の水中花火は、阿賀野川を覆うように広がることが特徴です。半円形に広がる花火や、水面に映し出される光景は、まさに幻想的と言えます。

毎年6月第2金曜日に開催される咲花温泉水中花火大会、
2024年は6月14日(金)に開催されました。

2024年6月14日(金)の開催が第40回になります。
※咲花温泉水中花火は毎年6月の第2金曜日に開催されます。

五泉市の名湯、咲花温泉♨

咲花温泉は2024年に開湯70周年を迎える五泉市の名湯です。
その昔、湯の花が咲いていたことから名付けられました。
日本観光地百選に上位入賞した景勝・阿賀野川ラインのほとりにあり、新潟県下でも有数の豊富な湯量を誇る温泉地です。泉質は硫黄ナトリウム泉で、美肌の湯としても名高く、エメラルドグリーンに輝くお湯が立寄る人々の心と体を癒します。

阿賀野川沿いの咲花温泉街

そもそも、なんで水中花火大会?

そもそも、なんで水中花火をやることになったのか?
咲花温泉観光協会会長のはやし聡明ふさあきさんにお話しを伺うと、林会長がまだ小学生の時、旅館の間で「川を利用したPRをできないか」と話したのが始まりでした。

そこでたどり着いたのが「水中花火大会」でした。その後、毎年少しずつプログラムが違いますが、水中花火の他に、打ち上げ花火も追加になりました。新型コロナウイルスの影響を受け、昨年(2023年)に4年ぶりの開催を果たし、今年(2024年)に第40回の開催になりました。

打ち上げの前に、花火師に話を伺いました!

花火の打ち上げ担当は新潟煙火工業株式会社。長岡まつり大花火大会や五泉市の「ごせんひゃんで花火大会」も手掛ける花火会社です。花火の前に新潟煙火工業株式会社六代目社長の小泉欽一さんにお話しを伺うと、水中花火の打ち上げは全国的にも珍しいことが分かりました。船で着火して、川に落としてから打ち上げる方法ですが、「水中花火は川をかけて、綺麗な半円になるようにします。少し難易度が高いですが、安全には注意して打ち上げを行いたいと思います。」と意気込みを話していました。

咲花温泉観光協会会長の林会長(左)と
新潟工業花火株式会社の小泉欽一社長(右)

いよいよ水中花火大会!

日が落ちて、スタート時間の20時20分になりました。
スターマインから始まり、続いて水中花火が打ち上げられました。
咲花きなせ堤特別観覧席では、大きな花火が目の前に広がるので、迫力満点です!
川沿いの旅館の客室から花火を見ることができ、川沿いの全ての旅館からも花火を見ることができるように、花火師はボートに乗って阿賀野川を行き来して、水中花火を打ち上げました。

アングルによっては違うように見えました。
目の前で打ち上げられると、カメラに収まらないぐらい大きくて迫力があります!
最後のスターマインも素晴らしかったです。

風もあって、煙が溜まることなく、花火が綺麗に見えました。21時10分ごろにスターマインが打ち上げられて、素敵なフィナーレを飾りました。

私は咲花温泉の開湯70周年のお祝い花火のようにも感じました。咲花温泉観光協会の林会長も「これからも水中花火大会を継続していきたいです。」と述べています。

(この日は第40回の節目に合わせて、水中花火が200→220発、スターマインが1→2発と、打ち上げ数が増やされました。)

【咲花きなせ堤特別観覧席】目の前で花火を観られる!

2024年は新型コロナウイルス後初めて「咲花きなせ堤特別観覧席」(有料)を再開しました。カメラ席も10席あり、事前予約で完売でした。

咲花きなせ堤特別観覧席では目の前に遮るものがなく、迫力のある水中花火を観ることができます。観覧する方はレジャーシートなどを持ち込み思い思いの場所に座っていました。アスファルトには日中に照らされた温度がまだ残っていて、温かかったです。それでも日が暮れると冷え込みますので、羽織る服があるとちょうどよい気温でした。

夏になる前の咲花温泉水中花火大会は暑すぎず寒すぎず、おすすめです!

※咲花きなせ堤特別観覧席の情報は花火大会の開催が決まり次第、五泉市公式HPと「広報ごせん」で確認できます。

カメラ席は事前予約で完売でしたが、ここからすごい写真の数々が撮影されるのですね!

(文:五泉市地域おこし協力隊 きゅう




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