越後姫の出荷が始まっています!~可憐でみずみずしい新潟のお姫様~
皆さん、こんにちは!移住コンシェルジュの中野です。スーパーの店頭や直売所などにいちごが並び始めました。新潟では「越後姫《えちごひめ》」という品種が有名でとても人気があります。私も初めて食べた時はその美味しさに感動しました!五泉市に移住する前は、近所のスーパーでは買うことが出来なかったので、五泉の親戚から送ってもらう越後姫は貴重で貴重で、家族で喜んで食べていたものです。一度その味を知ってしまうと、もう他の品種は食べられなくなるぐらい!そんな越後姫が、五泉市内のスーパーや直売所で惜しげもなく売られているとは!越後姫がそこにある生活って最高!そんな折、木越にある集出荷場にお邪魔させていただけることになり、「越後姫」の出荷の様子を見学させていただきました!!
🍓越後姫とは
🍓木越の越後姫
五泉市木越地区は、新潟市、新発田市とならぶ「越後姫」の有数の産地です。木越苺出荷組合の塚野組合長のお話しでは、現在22軒のいちご農家さんが出荷をしているそうです。現在は「一番花」といって一番最初に実った果実を出荷している時期です。4月頃から2番花が実り、その時期が最も生産量が多い時期とのこと。3番花、4番花…と続き6月頃まで出荷されます。
🍓越後姫出荷の様子
集出荷場には、越後姫が入った箱が 3L / 2L / L / M / S / A / B とそれぞれ並べられていました。3L~Sまでは大きさ、Aは大きくても形が悪いもの、Bは加工用のいちごだそうです。一度にこんな多くの量の苺を見るのは初めて!あま~い香りが漂ってきて幸せな気分でした。
3Lサイズの越後姫。1番花の中でも早く実った苺ほどサイズが大きいそう。少し前までは、4Lサイズの越後姫が出ていたそうで、1パックに6粒しか入らないぐらい大きいのだとか。大きさは違っても味は変わらないそうです。
いちご農家さんたちが、越後姫が入った箱を 5つ重ねて持って順々にコンベヤーに運びんでいきます。
蓋を被せたら、機械でPPバンドを巻いていきます。素晴らしい連携プレーで次々と越後姫が梱包されていきます。
サイズ・規格別に置いて出荷準備完了。農家さんたちはここまで。早朝から収穫~出荷、お疲れ様でした!2月の出荷は週3日ですが、3月からは毎日出荷になるそうです!
この日は、5,700パックの越後姫が梱包され、JAさんが数量の調整を行ったあと、県内 5カ所の卸売市場に出荷されます。翌朝、市場に出され、お昼過ぎからスーパー等 の店頭に並ぶそうです。市場から先は、どこのスーパーに行くのかは分からないそうなのですが、木越苺出荷組合の越後姫を見かけた際には、ぜひお手に取ってみてくださいね。私は先日、新潟市内のスーパーで見つけましたよ!
🍓お話を聞かせていただいた塚野組合長
塚野組合長が越後姫の栽培を始めたのは、今から17~18年前。難しさもあるけれど、越後姫がたくさんできた時は嬉しい。消費者に喜んで食べてもらいたいという想いで、出荷しているとお話ししてくださいました。
五泉市内にはいちごの専業農家さんはいないそうで、お米や里芋などと掛け持ちで作っている方が多く、いちごの収穫と田植えの時期が重なる4月は大忙しなのだそう。なかなか聞くことができない生産者さんのお話を聞くことができて楽しかったです。塚野組合長、ありがとうございました!
越後姫の栽培方法や、栽培に欠かせない「蜂」のお話なども聞かせていただいたのですが、それは後日、2番花の収穫の様子と一緒にお伝えさせていただけたらと思います。また、五泉市でいちごの摘み取りができるスポットについても、ご紹介したいと思っていますので、お楽しみにしていてください!
🍓おまけ~もうひとつのお姫さま~
越後姫の片隅に、見慣れないいちごさんが。こちらは「泉姫《せんひめ》」という品種で、「五泉」から名がついた五泉の品種です。越後姫よりも後に誕生した品種で、越後姫よりもかたくてさっぱりとした甘さなのだとか。こちらの木越苺出荷組合で出荷されるいちごはほとんどが越後姫なのだそうですが、泉姫も一度味わってみたいです。